「公職選挙法がすっぽり抜けていた」地元神社に100万円寄付 久万高原町長を公選法違反の疑いで書類送検

愛媛県久万高原町の河野忠康町長が、地元の神社に寄付を行ったとして公職選挙法違反の疑いで書類送検されたことがわかりました。

河野町長は2021年12月、久万高原町菅生にある三島神社に修繕費の名目で100万円を寄付したとして去年11月、町民有志から公職選挙法違反の疑いで告発されていました。

公職選挙法では政治家による選挙区内での寄付を禁止していて、河野町長は去年、次のように述べていました。

河野町長(会見)
「肝心の公職選挙法が頭からすっぽり抜けていた」

告発者側は「河野町長はこれまでに衆議院議員秘書や県議を務めていて、寄付が禁止行為にあたると認識していなかったはずはない」と主張しています。

河野町長によりますと、寄付した100万円は神社から返還されたということです。

警察は、1日付で河野町長を書類送検しました。

これを受け、河野町長は、あいテレビの取材に対し「検察の判断を待つしかない。寄付を選挙に利用するつもりはなかった」と話しました。

河野町長は、今年8月に行われる任期満了に伴う久万高原町長選挙に立候補する意向を示しています。

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