ITベンチャーのスイベル(糸満市、大城仁代表)などは、同市の美々ビーチいとまんで足でこぐカヤックやサップを貸し出す「HOBIE BASE ITOMAN(ホビーベース・イトマン)」をオープンした。船上で手が自由に使え、自撮りや釣りを楽しめるのが特徴だ。大城代表は「水中の生物や他の遊泳客に迷惑をかけずに、海を歩くような感覚でレジャーを楽しめる」とアピールした。
カヤックやサップは、手で持ったオールでこぐタイプが一般的だが、スイベルが貸し出すカヤックはペダルを足踏みすると、船底のフィンが左右に動いて前に進む仕組み。方向はカヤックの座席付近にあるハンドルで決める。プロペラは付いておらず、海藻を巻き込む心配もない。
3月下旬にあった体験乗船会で4人乗りのカヤックに乗った、西崎小5年の翁長大翔(やまと)さん(11)は「手を使わなくていいので、水平線を見たり海の中の生き物を見たりリラックスできた」と笑顔で話していた。(南部報道部・国吉聡志)
営業時間は午前11時~午後5時。風や波が強い時は貸し出しを中止する。カヤック8台、サップは2台。地元客の場合、レンタルプランは20分2千円から。問い合わせはURL:https://www.instagram.com/hobiebaseitomanokinawa/ を参照