盗撮容疑で逮捕後不起訴、今度は未遂で罰金刑の鹿児島県職員を懲戒免職…「法令違反繰り返し、県民の信頼失墜。申し訳ない」と県幹部 

 鹿児島県は1日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)の罪で罰金50万円の略式命令を受けた監査委員事務局の男性主査(49)を懲戒免職処分にした。

 県などによると、男性主査は3月23日、県内の商業施設で10代女性のスカート内をスマートフォンで撮影しようとした疑いで県警に逮捕された。4月22日付で鹿児島区検が略式起訴し、鹿児島簡裁が略式命令を出した。2月26日にも別の女性のスカート内を盗撮した容疑で県警に現行犯逮捕され、3月12日付で不起訴処分となっていた。

 県は同職員と5月1日に面会し、懲戒免職の辞令を手渡したという。

 監査委員事務局の五反田晃一局長は「職員が法令違反を繰り返し県民の信頼を失墜させて、申し訳ない。これまで以上に法令順守と服務規律の厳正確保を徹底していく」とコメントした。

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