渓谷彩る新緑を満喫 日光・鬼怒川ライン下り盛況 水量は例年通りに安定

新緑に包まれた渓谷での川下りに笑顔の客たち=1日午前10時15分、日光市鬼怒川温泉大原

 栃木県日光市の鬼怒川温泉郷の観光名物「鬼怒川ライン下り」はゴールデンウイーク期間中、行楽客でにぎわっている。1日も次々と客が訪れ、渓谷を彩る新緑を川面から楽しんだ。

 ライン下りは東武鬼怒川温泉駅近くの乗船場から約6キロを40分ほどで川下りする。この日、午前10時10分の便には31人がライフジャケットを着用し、2艘(そう)に分かれて乗船。名勝の楯岩(たていわ)など、点在する見どころを解説する船頭の軽妙な語り口を楽しみながら、写真を撮っていた。

 運営する鬼怒高原開発営業管理部の下山一明(しもやまかずあき)課長(57)によると、水量は例年通りに安定。「安全面に配慮して運営している。安心して川下りを楽しんでほしい」と話していた。

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