長崎・古賀植木まつり 500種5万点がずらり 5日まで 

よりよい一鉢を吟味する買い物客=長崎市、植木センター前広場

 長崎市松原町の市植木センター前広場で1日、第67回「古賀植木まつり」(古賀植木園芸組合主催)が始まった。組合員が出品した植木や草花、観葉植物など約500種5万点が並ぶ。5日まで。
 市東部の古賀地区は九州で最も古い植木の産地で、400年以上の歴史がある。来場者は花の香りを比べたり、法被を着た組合員に相談したりして納得の一鉢を吟味。購入品を何度も車に運ぶ人の姿も見られた。
 ピンク色のつるバラを買い求めた西彼時津町日並郷の村津美子さん(70)は「植木市には約20年来ている。仲間うちに写真を見せて花木の成長ぶりを自慢し合うのが楽しみ」と話した。
 久保田健一組合長(57)によると、人気はサカキやモミジ。意外なところでサンショウの木。「葉はぬたに、木はすりこ木の素材にも最適で使い道が多い」という。「常緑樹など季節に応じて取りそろえている。庭の手入れや改修など植物のことはどんなことでも気軽に相談を」とPRした。
 3~5日は県樹木医会による園芸相談がある。高級盆栽の展示のほか、日替わりで草花やバラの育て方、寄せ植えの講習などもある。駐車整理料200円。

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