【大磯 イベントレポ】大磯オープンガーデン-ガイドツアー「高麗山のふもと 春のお庭めぐり」〜後編〜

歴史と草花に触れながら散策するガイドツアー

邸園文化の保全のための一般公開を求めて、2006年にスタートし、今年18回目となる「大磯オープンガーデン」。協力を得たお宅のオープンガーデンや、みせ咲サポーターのスペシャルなおもてなしも楽しいイベントです。詳細は、【大磯 イベントレポ】大磯オープンガーデン〜前編〜-歩いて楽しむ「花の街・大磯」にてお伝えしました。

後編は、NPO法人大磯ガイド協会のガイドツアーの中から、「高麗山のふもと 春のお庭めぐり」コースの様子をご紹介します。

筆者が参加したコースは、「大磯駅南広場よりスタートし、お宅のオープンガーデンに立ち寄り鑑賞しながら、大磯迎賓館・旧安田善次郎邸・高麗庭苑・旧堀文子邸園(特別オープン)をめぐる約3km(約2.5時間)のコースです。

コースめぐりにワクワク感を添えるこだわりのあるオープンガーデン

コース内に立ち寄らせてもらったオープンガーデンは、それぞれのオーナーの気持ちのこもった庭づくりが伝わる彩りと華やかさ。訪問者に喜びや楽しさを与えてくれました。

画像出典:湘南人

庭のフェンス沿いに並んだ花たちも見事に咲いていました。

画像出典:湘南人

アウトドアで使用したスウェーデントーチ×花のコラボ。自然の植物をうまく組み合わせたデザイン性のあるお庭でした。

画像出典:湘南人

人気のラナンキュラス・ラックス。花びらの光沢感が印象的でした。

画像出典:湘南人

歩いている人を思わず笑顔にする花いっぱいの庭。絵に描きたくなる光景でした。

画像出典:湘南人

身を乗り出して眺めたくなるほど美しいダッチアイリス。

画像出典:湘南人

植えっぱなしの原種系チューリップも可愛らしく咲いていました。

途中、大磯の歴史にまつわる人物や建物について、ガイドの方の話を聞きながら立ち寄りました。

画像出典:湘南人

国内最古のツーバイフォーの建物で、国登録有形文化財に登録された「大磯迎賓館」。ドーマ窓やサンルームが特徴的で、洋館らしい美しさが感じられるる建物です。現在は、レストランとして利用されています。

その他、大磯の歴史上人物の中でも有名な安田善次郎の生い立ちから財閥としての貢献などストーリーをガイドの方のお話を聞きながら、旧安田善次郎邸敷地内(可能場所内)の見学。

高麗庭苑は、オーナーが木々を移植・竹林を復元し、厚意で一般開放している庭です。シイの木を宿木としているタブの木の珍しい光景やもみじや竹林などの日本の四季、情緒感じる風景を楽しめます。現代では見られない古井戸がありました。これらの風景と木陰で眺める休憩タイムは贅沢な空間でした。

画像出典:湘南人

最後は、旧堀文子邸の特別公開された庭を見学しました。堀文子は、草花など自然を描く作品が有名な画家。都内から大磯へ転居し、海外での生活後、大磯で活動しました。晩年は、石段の上にある本邸ではなく、向かいのアトリエで過ごしたそうです。そのアトリエと周りの庭園の光景は、堀文子の見た光景と重なるものを感じながら感慨深い一時となりました。敷地内にある「高麗ホルトノキ」は、樹高20m、樹齢300年を超える大木で圧巻です。

大磯を知る × オープンガーデンを楽しむ

コースが異なるツアーがあり、場所・コース内容・距離等で選ぶことができます(要申込)。ガイドの方がさらに大磯の歴史や魅力を理解しやすく解説してくれるので、初心者にもおすすめです。同じグループになった参加者の方ともコミュニケーションも楽しめました。散策を楽しみながらのウォーキングとしても大満足のイベントでした(申込・問い合わせ先:NPO法人大磯ガイド協会)。

イベント紹介

■開催期間:2024年4月19日(金)・20日(土)・21日(日)

■開催場所:大磯オープンガーデンのお庭・みせ咲サポーター(観光案内所隣でオープンガーデンの案内あり)/大磯ガイド協会コースガイドによる

■参加費:500円/人(小・中学生は無料)

■電話番号:0463-73-8590(NPO法人大磯ガイド協会|平日9:00~17:00)/0463-61-3300(大磯町観光協会)/0463-61-0871(大磯町商工会|平日のみ)

■開催時間:10:00~16:00(オープンガーデン)/コースガイドはコースによる

■注意事項:開催場所(お庭等)やルール・マナーについては、公式ホームページや公式Instagramでご確認ください。

施設詳細

関連リンク

大磯オープンガーデン2024公式ホームページ

大磯町観光情報サイト

大磯町観光協会公式サイト

大磯町商工会公式サイト

NPO法人 大磯ガイド協会

大磯オープンガーデン公式Instagram

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