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南砺市の福野夜高祭(よたかまつり)は2日、極彩色に輝く7町の大行燈(だいあんどん)が夜の福野中心街を練った。好天に恵まれ、大勢の見物客が詰めかけた。午後11時ごろから、若衆が大行燈を壊し合う伝統の「引き合い」が行われ、祭りの熱気は最高潮に達する。
引き合いは「けんか」とも呼ばれ、仲介役の御蔵町を除く6町が、互いの大行燈がすれ違う際に行燈を壊す。
午後6時半ごろ、福野中心部の通称「銀行四ツ角」に集結した7町の大行燈は、当番裁許の浦町、辰巳町をはじめ順番に福野神明社を参拝した。各町の夜高太鼓が鳴り響き、「けんか」へのムードを高めた。
福野中心街のギャラリー市の里1号館では3日まで、夜高行燈の武者絵展が開かれており、見学客でにぎわった。