トイレ改築、炊事場を新設 福島県川俣町の峠の森自然公園 キャンプ客呼び込み交流人口拡大狙う

改築したトイレ(右)と新設した炊事場

 福島県川俣町は花塚山の中腹にある峠の森自然公園のトイレを改築し、炊事場を新設した。近年、人気が高まるキャンプの利用者らを呼び込み、交流人口の拡大につなげたい考えだ。28日、現地で落成式を行い、関係者が一層の観光振興を誓った。

 同公園は1985(昭和60)年に整備した森林総合施設。町によると、アウトドア人気の高まりを受け、利用者は増加傾向にある。2023(令和5)年度は花塚山登山者は約2千人、キャンプ場利用者は約1千人超だったという。

 来園者の利便性向上のため林間広場のトイレを建て替え、他のトイレ2カ所を洋式化した。炊事場は木のぬくもりあふれる造りにしている。

 落成式では、藤原一二町長が「今後も安心して利用してもらえるよう、さらなる整備に努めたい」とあいさつした。町議会総務産業常任委員会の蓮沼洋志委員長、地元・飯坂自治会の仲江泰宏会長がテープカットを行った。

(県北版)

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