懐かしの沼尻軽便鉄道 写真パネルやジオラマ展示 福島県北塩原村の裏磐梯高原ホテル

写真パネルやジオラマなどが並ぶ会場

 福島県北塩原村の裏磐梯高原ホテルで「懐かしの沼尻軽便鉄道展」が開かれている。6月30日まで。

 猪苗代町を走り、「マッチ箱」や「豆汽車」の愛称で親しまれた沼尻軽便鉄道を写真パネルや貴重な資料で紹介している。車両の移り変わりや沿線住民の生活などを知ることができる。

 当時の会津樋の口駅や川桁駅を再現したジオラマ、沼尻硫黄鉱山で採取された硫黄なども展示している。来場者は故丘灯至夫さん(小野町出身)作詞、故古関裕而さん(福島市出身)作曲の名曲「高原列車は行く」のモデルとなった鉄道の姿に思いをはせながら、じっくりと鑑賞している。

 入場無料。時間は午前7時から午後8時(宿泊者以外の入場は午後5時)まで。

(会津版)

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