380年以上続く伝統行事に変化「よいとまかせ」どんな意味?何が変わった?…少子化の波を受け

鳥取県米子市では380年以上続く神幸神事「よいとまかせ」が3日行われました。

暑さに負けず、子どもたちの元気な声が響きました。

米子市の日吉神社周辺で行われたのは380年以上前から伝わる神幸神事「よいとまかせ」。

米子市の無形民俗文化財に指定されていて、毎年5月3日に実施される伝統行事です。

「えんよーいやな、えんよいとまかせ、さささ、さーよいとまかせ」

「よいとまかせ」とは、「良い世の中でありますように」という意味。

威勢のいい子ども奴と大人奴の掛け声を先導に、各町内の山車や神輿からなる総勢200人以上の行列がおよそ3時間かけて町内を練り歩きました。

見物客は
「これからも続いて地域が盛り上がっていけばいいなと思います」

また、子ども奴はこれまで男子のみでしたが、少子化の影響もあり今年は初めて女子6人が参加しました。

子ども奴に初挑戦
「緊張はあまりしていなくて、楽しみのほうが勝っています」
「グラグラするので、バランス力が難しかったです」

普段は静かな街並みですが、3日は大いににぎわいとなりました。

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