甲冑姿 勇ましく 子供騎馬武者行列 春の駒形祭【奥州】

甲冑姿の子どもらが馬に乗り、中心市街地を巡行した春の駒形祭・子供騎馬武者行列

 駒形神社・春の駒形祭「子供騎馬武者行列」は3日、奥州市水沢の中心街で催された。「前九年の役」「後三年の役」を終結させた源頼義・義家親子の武勇にあやかろうと、1936(昭和11)年に始まった伝統行事。天候に恵まれ、沿道には多くの見物客が詰め掛け、馬上の子どもに手を振ったり、カメラに収めたりしていた。

 行列では、終結後に義家が駒ケ岳中腹に社殿を建立し、平安を祈ったという故事にちなみ、参詣する様子を総勢25人で再現。子供騎馬武者保存振興会の正副会長が源頼義・義家親子役に、男児は伊達政宗や徳川家康など、女児は豪姫や巴御前などに扮(ふん)した。

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