動き出したマイクロバスのドアに挟まれ運転手死亡 介護施設の利用者送迎で シフトレバーをドライブにしたまま車輪止めを外し、車が発進

介護施設の利用者を送迎する際、マイクロバスのシフトレバーをドライブに入れたまま車輪止めを外してしまい、動き出した車のドアに挟まれて、運転手の男性が死亡する事故が3日、島根県浜田市でありました。

死亡したのは島根県浜田市に住む会社員の男性(68)です。

浜田警察署によりますと、男性は3日午後3時44分頃、浜田市内の介護施設駐車場で、利用者を送迎するため、1人を同乗させた状態でマイクロバスを発進させようとしましたが、車輪止めを外し忘れていたことに気付きました。

車を降り、車輪止めを外そうとしましたが、その際、シフトレバーをドライブに入れたままだったため、車輪止めを外したことで車が動き出し、開けたままにしていた運転席ドアが施設建物の柱に衝突。男性は、柱に衝突し閉まったドアと、車両の間に挟まれたということです。

車内にいた利用者が、外で声がしたのに気づき、男性が倒れているのを発見。施設が警察に連絡しました。

男性は事故直後は意識があり、会話もできる状態だったということですが、その後急変し、午後9時39分、搬送先の病院で死亡しました。
死因は骨盤骨折による出血性ショックでした。

事故後、マイクロバスは車輪止めがしてある状態だったということで、男性が再度車輪止めをしたとみられるということです。

事故の詳しい原因については浜田警察署が調べています。

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