松川浦名物「浜焼き」販売 観光客らが海の恵み味わう 福島県相馬市で6日まで

炭火で焼かれ、香ばしい匂いを漂わせる魚介類の「浜焼き」

 福島県相馬市の松川浦名物「浜焼き」が3日から市内の旅館いさみや前駐車場で販売されている。6日まで。

 2022(令和4)年3月の福島県沖地震で被害を受けた旅館の若手後継者でつくる松川浦ガイドの会が、地域の活気を取り戻す目的で催している。串打ちしたイシモチやカレイ、エビを炭火でじっくりと焼いている。ホタテやイカ、トウモロコシは秘伝のタレで味付けし、香ばしい匂いが漂う。観光客らが買い求め、海の恵みを味わっている。

 ガイドの会事務局長の管野功さん(47)=旅館いさみや若旦那=は「地震を乗り越えて再開する旅館が増え、観光客が戻ってきている。地域をより盛り上げたい」と意気込んでいる。

 時間は午前10時から午後3時まで。商品がなくなり次第終了する。問い合わせはガイドの会事務局(相馬市観光協会内)へ。

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