茂木の「ぽけっと」読み聞かせ続け20周年 活動振り返り12日まで記念展

結成20周年を迎えた「ぽけっと」の現会員たち

 【茂木】町内在住の女性を中心とした読み聞かせボランティアグループ「ぽけっと」が先月、結成20周年を迎えた。節目の年を迎え、これまでの活動を写真や制作物で振り返る記念展が12日まで、ふみの森もてぎギャラリーで行われている。6日には読み聞かせ会なども企画されていて、鶴田(つるた)さとみ代表(61)は「現在は成人した子の幼い時の写真もある。展示品を見ながら当時を思い出してほしい」と来場を呼びかけている。

 「ぽけっと」は2004年4月、公民館図書室「まちかど図書館」の読み聞かせボランティアとして結成。名前の由来は人気アニメ「ドラえもん」の四次元ポケットから。現在は40~60代の10人が月2、3回の活動を行っている。

 「本に親しんで豊かな心を育んでもらいたい」(鶴田代表)と読み聞かせだけでなく、ふみの森もてぎでお薦めの本を紹介する特集棚の設置や、乳幼児の検診時に絵本を贈る「ブックスタート事業」なども精力的に行ってきた。

 記念展では07年からの活動時の写真約300枚や夕涼み会、クリスマス会などのイベントの際に制作したクラフト作品などが並ぶ。会員は減少傾向にあるが、鶴田代表は「男性も入会は可能。週末の活動もあるので、興味を持った方は仲間に加わってほしい」と話している。

 午前9時~午後6時。7日が休館日で来場無料。読み聞かせ会は6日午後1時半から同所で予定している。

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