ウェストハム、モイーズ監督の後任にロペテギ氏を指名か

写真:ロペテギ氏はウェストハムの監督就任に近づいているという

プレミアリーグで9位につけるウェストハムは、ジュレン・ロペテギ氏の招へいに近づいているという。イギリス『Sky Sports』電子版が伝えている。

現在ウェストハムの指揮を執るデイヴィッド・モイーズ監督は、今シーズン限りで契約が満了するが、未だ自身の去就について明らかにしていない。

ウェストハムはモイーズ監督の退任に備えて、次期監督を探しており、先月にはスポルティングのルベン・アモリム監督との交渉が報じられたが、結果は破断に終わった。『Sky Sports』によると、今シーズン限りでリールとの契約が切れるパウロ・フォンセカ監督も検討しているようだが、現在はロペテギ氏がウェストハムの監督就任に近づいているという。

かつてレアル・マドリードやセビージャで監督を務めたロペテギ氏は、今シーズンの開幕前にウルブスの監督を電撃退任して以来、職についておらずフリーの状況が続いている。

2019年にモイーズ監督がウェストハムの監督に再登板する際に、選手獲得に関する発言権の拡大が条件に付けられたという。しかし今シーズンよりティム・シュタイデン氏がテクニカルディレクター(TD)に就任し、同氏が選手の獲得戦略の責任者となったことで、両者にあつれきが生まれたと噂されていた。

モイーズ監督はシュタイデンTDとの関係を問われた際に、「ティム(シュタイデン)にもやるべきことがあるし、監督の仕事にも限界がある」と答えており、両者の仕事のすみ分けはできているようだ。

「我々は気を散らされたくないし、ボールから目を離すことはできない。ティムには彼の仕事があり、私には私の仕事がある。あと3試合残されているので、その試合に集中したい。私の仕事は試合に勝つことであり、全力を尽くすことだ」

2019年12月にウェストハムに復帰したモイーズ監督は、同シーズンにプレミアリーグ残留を果たすと、それ以来中位で安定した結果を残している。昨シーズンはリーグ戦で不調に陥ったものの、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ優勝に導いた。

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