クマガイソウ可憐に 19日までまつり 元水原小児童が「保護活動の思い」発表(福島市松川町水原)

杉木立の下の群生地で見頃を迎えたクマガイソウ

 第20回クマガイソウの里まつりは3日、福島市松川町水原のクマガイソウ群生地で始まった。19日まで。

 日本最大級の自生群生地とされ、2022(令和4)年の福島大の調査で約3万7000株が確認されている。例年より開花が1週間ほど早く、3日時点で最盛期を迎えている。

 まつりは水原の自然を守る会の主催。初日は開会セレモニーが行われた。鈴木孝会長が「20回目を迎え、山野草が好きな人が全国各地から訪れるようになった。今後も守っていきたい」とあいさつし、木幡浩市長らが祝辞を述べた。2023年に閉校した水原小に通っていた佐藤圭さん、茂木梁真さん、丹野菜乃花さん(いずれも松川小5年)がクマガイソウの保護に取り組んできた思いを発表した。関係者がテープカットで祝った。

 期間中は山菜や菓子などの特産品を販売する。11~19日の午前10時から午後2時まで、手打ちそばも販売する。

 時間は午前9時から午後4時まで。

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