「フラワー長井線 未知なる車両基地キャンプ」と題した体験ツアーが4日、白鷹町の同線荒砥駅などで1泊2日の日程で始まった。参加家族が初日から現役列車の運転やアナウンスなど、非日常の経験を楽しんだ。
同線を運行する山形鉄道が「こどもの日」に合わせて初企画し、親子1組3人が参加した。3人は南陽市の赤湯駅から貸し切り列車に乗り荒砥駅に向かった。運転体験では、運転士に指導を受けながら変速ハンドルなどを操作し、荒砥車両基地から延びる基地線170メートル区間を6往復した。
運転した飯豊町手ノ子小1年桜井類君(6)は「長井線はラッピング列車がかわいくて大好き。運転は楽しかったけど、緊張して急ブレーキをかけちゃった」と照れ笑い。母の多恵子さん(46)は「ローカル鉄道を通じて地域にも興味を持ってほしい」と話した。
同日夜は列車内に宿泊。5日は列車の洗車や検査などを体験する。