アンチェロッティ監督、レアルでの合計タイトル獲得数を「12」に伸ばす! クラブ史上歴代2位へと浮上

レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、指揮官としてクラブ歴代2位となる12個目のタイトルを獲得した。4日、クラブ公式サイトが伝えている。

ラ・リーガ第34節が4日に行われ、レアル・マドリードとカディスが対戦した。試合は、前半からレアル・マドリードが主導権を握ってスコアレスのままハーフタイムを迎えると、51分にブラヒム・ディアスが先制点をマーク。68分にはジュード・ベリンガムが追加点を奪い、後半アディショナルタイムにもホセルが勝負を決める3点目を挙げた。結局、試合は3-0でレアル・マドリードが勝利を収め、遅れてキックオフしたバルセロナがジローナに敗れたことで、4試合を残しながらのリーグ優勝が確定した。

2年ぶり通算36回目のラ・リーガ制覇を掴み取ったレアル・マドリード。これまでアンチェロッティ監督は同クラブでラ・リーガを1回、チャンピオンズリーグ(CL)、クラブワールドカップ、UEFAスーパーカップ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャをそれぞれ2回制してきたが、今回リーグで2度目の優勝を飾ったことにより、獲得したタイトル数が指揮官としてクラブ歴代2位となる「12」に積み上げられた。

なお、122年間にも及ぶレアル・マドリードの歴史でアンチェロッティ監督を上回るのは、選手と監督の両方でUEFAチャンピオンズカップ(現CL)を初めて制したことで知られるミゲル・ムニョス・モスン氏のみ。2度にわたって“白い巨人”の指揮官を務めた経験を持つ同氏は、合計15年間で14個のタイトルを獲得しており、アンチェロッティ監督が今季のCLでクラブを優勝に導いた場合は、両者の記録が「1」差に肉薄することとなるようだ。

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