社が16年ぶりV 須磨翔風に6-4で逆転勝ち 春季県高校野球

須磨翔風を6-4で退け、スタンドへ駆け出す社ナイン=明石トーカロ(撮影・大田将之)

 高校野球の春季兵庫県大会(神戸新聞社後援)最終日は5日、明石トーカロ球場で決勝があり、昨年の秋季県大会3位の社が6-4で同2位の須磨翔風に逆転勝ちし、2008年以来16年ぶりの優勝を飾った。

 社は0-3の六回、2死一塁から長谷川佑守(ゆうま)右翼手、竹岡政翔(かずと)左翼手、戸田陸翔(りくと)中堅手の3連打や敵失、押し出し四球で同点に。七回には戸田の適時打と暴投で3点を勝ち越した。

 須磨翔風は二回に橋本昊樹(こうき)投手の右前適時打で先制。三回も永光孝太郎中堅手のスクイズ(記録は犠打野選)、浅野悠羽(ゆうは)三塁手のスクイズで3-0までリードを広げた。逆転されて迎えた七回には内野ゴロで1点を返したが、反撃もここまでだった。

 須磨翔風は夏の兵庫大会、秋季県大会を含め、創部16年目で初の兵庫制覇を狙ったが、及ばず。神戸市立校の春季県大会優勝は、2007年の市神港(現神港橘)が最後。

 決勝に先駆けて行われた3位決定戦では、明石商が2-1で東洋大姫路に勝利。決勝を戦った2校と明石商が春季近畿大会(25日開幕・明石トーカロ)に進む。

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