「7、8回にネリを仕留めるだろう」統一戦で井上尚弥に敗北した英ボクサーがモンスターの勝利を断言「彼は完璧なボクサーだ」

注目の大一番がいよいよ明日ゴングだ。

プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は5月6日、東京ドームでWBC同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)と対戦する。下馬評において、王者優位との見方が強いこのビッグマッチ。英メディアによれば、過去に“モンスター”と戦ったボクサーのひとりも井上の勝利を予想しているようだ。

現地4日、英ボクシング専門サイト『Boxing News』は、2022年12月に井上と世界バンタム級4団体王座統一戦を行ない、一方的な展開で敗れている元WBOバンタム級王者ポール・バトラー(英国)のインタビュー記事を掲載。約1年半前の経験を踏まえて35歳の英戦士は、「イノウエがネリを止めるだろう」と語ったという。

さらに、「イノウエは精度が高すぎるし、サウスポーが得意。かなり相性が良いし、サウスポー(ネリ)が彼を脅かすことはないだろう」と予想したバトラー。続けて彼は、「7、8回にネリを仕留めると思うよ」ともコメント。階級を上げない限り、スーパーバンタム級では敵なしだと考えているようで、その後も次のように見解を口にしていた。
「フェザー級でもやっていけるだろうけど、自分ならそれより上には行かない。イノウエは馬鹿じゃない。だからスーパーバンタム級にいる。彼はどんなチャンスがあるのか、いろいろ見て回るつもりだろう。ただ、今のところイノウエがトップなのは間違いない。パンチのスピード、動き、パワーなど、彼はほとんど完璧なボクサーだ」

はたして明日の一戦では、どんなファイトが見られるか。両雄のパフォーマンスが非常に楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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