【カンボジア】豊田通商、トヨタ車組立工場の生産開始[車両]

豊田通商がカンボジアの首都プノンペンに設置したトヨタ車の組立工場がこのほど完成し、2日に生産を開始した。

稼働したのは、現地子会社の豊田通商マニュファクチャリング(カンボジア)を通じてロイヤルグループ・プノンペン経済特区に設置した工場。ピックアップトラック「ハイラックス」とスポーツタイプ多目的車(SUV)「フォーチュナー」を生産する。

豊田通商は組立工場の設置について、自動車産業の発展に向けた協業に関し2022年にカンボジア政府と締結した覚書に基づく取り組みと説明した。

クメール・タイムズ(電子版)によると、新工場への投資額は約3,700万米ドル(約56億5,700万円)。工場は約150人を雇用し、24年に1,320台を生産するという。

生産開始を記念して2日に実施された式典には、カンボジアのフン・マネット首相、植野篤志駐カンボジア日本大使らが出席した。

フン・マネット氏は、新工場の設置はカンボジアへの信頼の象徴だと指摘。カンボジアには今後も多くの投資が寄せられるとの期待を示した。

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