閉校前の思い出に…ブリッツェン選手とサイクリング遠足 小山の網戸小

正しいヘルメットの被り方を教える谷選手(中央)ら

 【小山】本年度で閉校となる網戸(あじと)小で2日、プロサイクルロードレースチーム宇都宮ブリッツェンの選手を招いた「交通安全教室・全校サイクリング遠足」が行われ、全校児童23人が参加した。

 児童が来年4月から通うことになる乙女小などを自転車で巡りながら、交通安全の基本的なルールを学ぶことが目的。ブリッツェンの谷順成(たにじゅんせい)、花田聖誠(はなだきよまさ)両選手が講師役を務めた。

 児童はヘルメットの被り方や自転車の整備確認などについて指導を受けた後、約6キロのサイクリングに出発。途中で乙女小の他、乙女中や市立博物館にも立ち寄り、3時間半後に網戸小に戻った。

 6年の池田來瞳(いけだくるみ)さん(11)と広瀬瑠菜(ひろせるな)さん(11)は「ヘルメットのかぶり方などを改めて確認できて良かった」と話し、5年の松本麻里奈(まつもとまりな)さん(10)と高田美琴(たかだみこと)さん(10)は「最後の1年に、みんなでサイクリングができて楽しかった」と満足そうに汗を拭った。谷選手は「閉校前のいい思い出になってくれたらうれしい」と目を細めていた。

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