県内、今年初の真夏日 射水・海王丸が総帆展帆

総帆展帆が行われた帆船海王丸=射水市の海王丸パーク

  ●富山空港で32.5度

 二十四節気の「立夏」の5日、富山県内は高気圧に覆われて晴れた。南寄りの風の影響で気温は上がり、全10観測点のうち6地点で今年初めて真夏日となった。富山市秋ケ島(富山空港)で全国9位となる32.5度を観測した。

 射水市の海王丸パークでは帆船「海王丸」の全29枚の帆を広げる「総帆展帆(そうはんてんぱん)」が実施され、新湊大橋と立山連峰を背景にした「海の貴婦人」の優美な姿に県内外の観光客が見入った。ボランティア72人が職員とともに約1時間10分かけてロープを引っ張り帆を張る作業などに取り組んだ。

 6日の県内は曇りで、夜は雨の降る所がある見込み。

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