グラス傾けバー文化味わおう 12日に宇都宮・オリオンスクエアで「バーフェス」

来場を呼びかける福田実行委員長

 市内のバーテンダーが一堂に会し、宇都宮のバー文化を発信する「宇都宮バーフェス2024」(宇都宮カクテル倶楽部(くらぶ)主催)が12日、江野町のオリオンスクエアで開かれる。

 今回は同倶楽部加盟27店舗のバーテンダーが四つのチームに分かれ、それぞれがバーを出店する。スタンダードやノンアルコールなど約40種類を販売する。新たな試みとして「とちあいかを使ったフレッシュカクテル」と「ジントニック」をテーマに、各店が工夫を凝らした一杯を提供する。会場にいながら、複数のバーを飲み歩く「バーホッピング」が楽しめる。

 昨年に引き続き、カクテルコンペ「U.C.Cカクテルチャレンジ」も開催する。ことしは麹(こうじ)のスピリッツ「TUMUGI」を使ったロングカクテルを課題とした。予選を勝ち抜いた5作品を考案したバーテンダーがステージに立ち、プレゼンテーションを行う。5作品は会場でも販売される。専門家ら4人による審査に加え、販売数に応じて加算されるポイントも勝敗に影響を与える。

 当日は母の日であることから、JA全農とちぎの協賛で先着500人にカーネーションを無料配布する。宇都宮餃子(ぎょーざ)会など7店舗による飲食物販売もある。福田弘樹(ふくだひろき)実行委員長(53)は「まずは身近にプロのバーテンダーがいることを知ってもらいたい。イベントをきっかけに重いバーの扉を開けてくれれば最高にうれしい」と来場を呼びかけた。

 正午~午後6時。入場無料。全品チケット制で、前売り券は同倶楽部加盟店と宇都宮観光コンベンション協会で販売している。(問)同協会028.678.8039。

昨年のコンペで優勝した「オリオンナイト」
多くの人でにぎわった昨年の「宇都宮バーフェス」

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