エアコンの『送風』をつけっぱなしにすると電気代はいくら?1日中つけておいても大丈夫?

少し暑くなってきた時期にエアコンの『送風』がぴったり!

近年、昔のように四季がしっかりやってくることが珍しくなり、肌寒い季節から突然暑さを感じる時期に移行することが増えてきました。

2024年の4月〜5月にかけて、4月下旬時点で既に初夏の暑さを感じる日もあり、5月には真夏のような暑さの日が早々にやってくることが予想されています。

「まだエアコンの『冷房』をつけるのは早い気がするけれど、何も対策していないと暑い」と感じる時期には、扇風機やエアコンの『送風』機能がおすすめです。

エアコンの『送風』機能とは

エアコンの『送風』機能とは、室内に空気を送り込むことで室内の空気を循環させる機能です。扇風機やサーキュレーターと同じような機能ですが、エアコンは室内の上部に取り付けられているため、より効率的に空気を循環させることができます。

室内の空気を循環させることによって、体感温度を下げる効果が見込めます。したがって、「少し暑いな」「じんわり汗をかくようになったな」という時期には、エアコンの送風機能で室内の空気を循環させ、体感温度を下げると良いでしょう。

エアコンの『送風』をつけっぱなし…電気代はいくら?

エアコンの『送風』機能は、どのくらい電気代がかかるのでしょうか。1時間にかかる電気代や1日つけっぱなしにした場合の電気代、さらにエアコンに搭載されているその他の機能とはどのくらい金額差があるのか紹介します。

エアコンの『送風』は1時間あたりたったの約0.52円

エアコンの送風機能は、他のエアコンに搭載されている機能に比べても電気消費量が少なめです。したがって、かかる電気代も安く、平均的な1時間あたりにかかる電気代は約0.52円と言われています。

ただし、こちらはあくまで平均的な金額です。お使いのエアコンの製造年数や機種によって消費する電気量は異なるため、エアコンの説明書を確認しましょう。

『送風』を1日つけっぱなしにした場合の電気代は?

では、送風機能にかかる電気代を1時間あたり0.52円とした場合、1日つけっぱなしにするとどのくらいの電気代がかかるのでしょうか。

単純に計算すると、「0.52円/h×24時間=12.48円」となります。さらに、1ヶ月分を計算すると約375円となり、高額な電気代がかかる機能でないことがわかるでしょう。

『冷房』とはどのくらい電気代が違うの?

送風機能は1時間あたり約0.52円、1日つけっぱなしにした場合は12〜13円かかることがわかりました。では、エアコンに搭載されている『冷房』機能とは、どのくらいの金額差があるのでしょうか。

冷房機能は部屋の広さや外気温、機種によって消費電力量が大きく異なるため、一概に言えません。ただし、10畳用エアコンの1時間あたりの平均的な電気代は約15円前後と言われています。

すると、1日つけっぱなしにした場合、その部屋だけで約360円かかることになり、1ヶ月分を計算すると優に1万円を超えることになります。

冷房の場合は、外気温が高くなればなるほど温度差が開くため、より電気の消費量が増え、同時に電気代も高額になりがちです。

「少し暑くなったから」と軽い気持ちで冷房をつけっぱなしにしてしまうと、一気に電気代が高くなってしまうので気をつけましょう。

エアコンの『送風』で節電するためのポイントは?

エアコンの送風機能を使い節電効果を得るためには、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

  • フィルターの掃除は定期的に行う
  • 冷房をつける前に『送風』を使って効率アップ

送風機能だけでなく、エアコンを使用する際は常にフィルターが清潔な状態を維持することが大事です。毎日使う時期は2週間に一度を目安に掃除すると良いでしょう。

また、冷房を使わなければ暑さを凌げない時期に入ったら、まずは冷房をつける前に送風機能で空気を循環させ、その後に冷房機能で冷風を送ると効率が良いです。エアコンの効率化は電気の無駄を減らすため、電気代節約にもつながります。

エアコンの『送風』を上手く活用して快適に節電対策を

いかがでしたか。エアコンの『送風』機能は意外と忘れられがちですが、少し暑いと感じる始めた時に最適な機能です。上手く活用して快適に過ごしながら、エアコンにかかる電気代を少しでも削減しましょう。

© 株式会社シュフーズ