韓国ソン・フンミン、英プレミアで2つの記録も…「輝くことはなかった」と母国悲観

トッテナムのソン・フンミン【写真:Getty Images】

リバプール戦で通算300試合出場&120得点目

イングランド1部トッテナムは、5月5日に行われたプレミアリーグ第36節のリバプール戦に2-4で敗れた。この結果、3試合を残して4位のアストン・ビラとの勝ち点差は「7」となり来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場が絶望的な状況になっている。韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は、韓国代表FWソン・フンミンが2つの記録を達成したものの、笑顔はなかったと伝えている。

トッテナムは前半16分にFWモハメド・サラーに先制点を許すと、同45分にもDFアンドリュー・ロバートソンに追加点を決められる。後半の立ち上がりにも2点を許して0-4とされたあと、ブラジル代表FWリシャルリソンとソン・フンミンがゴールを決め2点を返した。しかし、反撃もここまでで2-4で今季11敗目を喫した。

記事では、「ソン・フンミンはマイルストーンに到達したが、笑顔になることに失敗した」として、「ソン・フンミンにとって、とても意味のある試合だった。リバプール戦は、トッテナムでプレミアリーグ通算300試合目の出場になり、プレミアリーグ通算120得点目も記録した。リーグの歴代通算得点でもリバプールのレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏と並び、22位タイとなっている。だが、ソンのゴールが輝くことはなかった」と、チームが敗れたことで記念すべきゴールの価値が薄れたことを強調している。

また、トッテナムが来季のCL出場権を獲得するためには、残り試合を全勝し、かつ4位のアストン・ビラが残り2試合を勝ち点1以下で終える必要がある。ただでさえ厳しい条件だが、トッテナムの残り試合には優勝争いの渦中にいるマンチェスター・シティとの試合もあるのだ。「マンチェスター・シティはディフェンディングチャンピオン(前回王者)であり、最終盤でもアーセナルとのリーグ優勝を争っている。マン・シティは全力でトッテナムに挑んでくる」と、その難しさを報じるとともに「ソン・フンミンはプレミア300試合目で得点を挙げたが、CLに戻る夢は遠のくこととなった」と、現状を悲観的に報じている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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