秋田県男性職員の育休取得率、2年で1割から5割超に どうやって全国一に?

 秋田県の男性職員の育児休業取得率は2022年度、57.0%となり、全国の都道府県庁でトップだった。20年度までは1割程度にとどまっていたが、メールを送って取得を促す取り組みを始めたところ、育休を取りやすい雰囲気づくりにつながり、徐々に上昇したという。ただ、女性職員と比べ取得率は低く、取得期間は短い。男女差がなお課題となっている。

 「育休を安心して取得してほしい」「育休取得に協力してほしい」。県の知事部局は21年から、育休取得が可能になった職員と、直属の課長に対し、こんなメールを人事課長から送るようになった。このほか、管理職が集まる会議では、育休取得を含め、働きやすい職場づくりを呼びかけている。

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