神戸市の2023年度の懲戒免職、過去最多タイ10件 4人は教員、酒気帯び運転やわいせつ、盗撮未遂など

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は2023年度の懲戒処分が計38件50人だったと発表した。免職は22年度の2人から大きく増えて10人で、集計を始めた02年度以降で最多タイ。うち6人は公務外の行為で、市人事課は「数字を重く受け止めており、公務外も自覚を持って過ごしてもらうようコンプライアンスの徹底に取り組みたい」としている。

 免職のうち4人は教員で、酒気帯び運転やわいせつ、盗撮未遂などの行為があった。公務中の行為としては区役所職員による個人情報の不適切な閲覧や、看護休暇の不正取得などが問題とされた。

 懲戒処分の件数は22年度と同数だが、対象人数は7人増加した。22年に発覚した市バス営業所内のパワハラ問題に関連し、管理監督責任を含めて計15人が処分されたことが影響したという。(井沢泰斗)

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