ドラマ『約束』第4話 親友から16年間伏せられた真実が明らかに…SNS「悲しみ超えて…切ない」

5月2日(木)俳優の中村アンと横山裕(SUPER EIGHT)が出演する日本テレビ系新木曜ドラマ『約束 ~16年目の真実~』第4話が放送された。本作は、16年前の連続殺人事件で全てを奪われた桐生葵(中村アン)が刑事となって故郷に戻り、過去の真相に迫る“予測不能×完全オリジナル”の心理サスペンス。SNSでは「恵ちゃんしんどい・・・」「見れば見るほど恵が辛い」「耐えられない泣いちゃう!」など今回重要な真実を明かした尾藤恵(佐津川愛美)に対するコメントが多く寄せされた。

(以下、ドラマ最新話までのネタバレを含みます)

◆第4話「友情」

桐生葵(中村アン)は香坂慧(横山裕)とともに、フリーライターの梅崎若菜(向里祐香)が殺害された日、彼女と会っていたBITOコーポレーション社長の尾藤誠(井上肇)を問い詰める。そこには、尾藤の娘であり葵と同級生である尾藤恵(佐津川愛美)も同席。尾藤を疑う葵に恵は「私の証言もウソだと思ってるってことだよね」と告げた。その言葉の意味は…実は葵の父・速水康男(長谷川朝晴)が逮捕される決め手となった目撃証言は、恵によるものだったという事実が明らかに。父を信じる気持ちと親友を信じる気持ち…。矛盾した2つの気持ちに苦しむ葵だった。

一方、梅崎若菜殺害事件は不破翔(細田善彦)が犯人と断定され、突如捜査終了が決まってしまう。葵は逮捕されている不破に改めて話を聞きに行くが、捜査が打ち切りになったと伝えられない。そんな葵を察した不破は「いつか、辛かったって言い合えるといいな」と励ました。

不破に励まされる葵

そして不破から梅崎に関しての情報を手に入れた葵は、その情報を元に雑誌の編集長のところへ向かった。そこで渡されたのは、16年前のBITOコーポレーションの裏帳簿だった。梅崎はBITOコーポレーションが『泰都(たいと)商事』という会社に賄賂(わいろ)を送っていたことをつかんでいたが、その正体がわからず結局記事にはならなかったという。しかし葵には『泰都商事』に関してある心当たりがあった。父の遺品の中から『泰都商事』と書かれた領収書を取り出す葵。「どうしてお父さんが…」

その後、桃(織田梨沙)の店に訪れた葵は、不破の妹で連続殺人事件の被害者でもある玲が16年前、葵の父に付きまとわれていると話していたことを聞かされ、信じていた父への疑惑が生まれ、混乱する。葵はこれまでのことを一条健人(岡部たかし)に報告しに行くことに。

一条と父について話す葵

BITOコーポレーションの裏帳簿、父の持っていた「泰都商事」の領収書、玲が康男に付きまとわれていたという桃の証言。やはり父が犯人なのか。「初めて、父のことが分からなくなりました…」と不安げな表情を浮かべる葵。「それを突き止めるのがあなたの仕事でしょう」と、そこに香坂が現れ葵を試すように「まだ真実と向き合うことが怖いんですか?」と問いかけた。「…いえ」そう葵が否定するその眼にはもう迷いはなかった。

香坂と葵

葵は、恵の家を訪ね、再び父の話を聞こうとするが「どうしてそんなにお父さんのこと信じてるの?」と逆に恵に聞かれてしまう。「あんなことする人じゃないって私が一番信じてるから」。それを聞いた恵は「私もお父さんを信じてる」と2人とも信頼を口にするのだった。その間に、家にいるはずの恵の娘・志歩の姿が見えなくなっていた。必死に志歩を探していると、志歩を誘拐した犯人から脅迫電話が…。犯人の要求は「お前ら家族に告げる。16年前の連続殺人事件の真相を告白し、謝罪しろ」

志歩を捜す捜査第一係。防犯カメラを確認するが、映っていたのは全身の着ぐるみを着た犯人らしき人物と志歩が手をつないで歩く姿のみ。すると、恵の家に謎のバイク便が届き、中には大量のビー玉が入っていた。恵はパニックになり「殺される!志歩もあの子たちみたいに!だって“あの犯人”女の子ばかり狙って!」

その後、葵と香坂の推理から幼稚園にいることを突き止め、志歩は無事保護される。だが、葵は恵が「“あの犯人”女の子ばかり狙って!」と言ったことが気になっていた。だとするならば恵は16年前の犯人が誘拐したと思っているはず、つまり…「本当は連続殺人犯はまだ逮捕されてないって思ってるんでしょ」と葵は問い詰めた。話したげな恵と隠そうとする尾藤誠。それでも葵の説得で恵は「お父さん、私もう耐えられない」と16年前のある秘密を話し始めた。

葵と何かを隠している尾藤親子

16年前、葵の父を目撃したと証言した恵だが、実はその時間はあやふやだったというのだ。しかし父の尾藤誠に「(康男を見たのは)事件時刻だったと言いなさい」と言われ証言したという。そして香坂も新たな事実を持ってやってくる。尾藤が賄賂を贈った相手は当時市議員で現在は国会議員の間宮菜緒(山田キヌヲ)だったと。その事実を突きつけられた尾藤は梅崎若菜事件についても話し始めた。

望野神社で賄賂の真相に迫った梅崎を買収しようとした尾藤。しかし、拒否された挙句「あなた自身が連続殺人犯である、とか?その罪を速水康男に擦り付けたんじゃないんですか?」と疑われとっさに梅崎を突き飛ばしてしまう。勢いあまって転落した梅崎はそのまま頭を打って死んでしまったのだった。

葵の父・康男が『泰都商事』の領収書を持っていたことにも理由があった。町への防犯カメラ設置の件で対立していた康男と尾藤。賄賂の証拠である領収書を手に入れた康男は、これを武器に防犯カメラ設置を止めさせようとしていた。「康男はいつだってまっすぐで、正しかった」尾藤はそう続ける。不破玲のことも両親がいなく、素行が悪くなっていた彼女を気にかけての行動だったのではないかと…。

こうして尾藤は逮捕され、不破は釈放された。そんな不破と共に桃の店に向かう葵。そこには桃と天草勇樹(森永悠希)が待っていた。そして、来ないと思われた恵も。久しぶりに映像研究部のメンバー全員が集合。この町に残り16年前の真実を明らかにするのを協力すると宣言し、再会の記念に写真を撮り笑顔があふれる5人「まさかこんな日が来るなんて…」

久しぶり集合した映像研究部のメンバー。不破は初めて笑顔をみせた

しかしその裏では尾藤誠が留置所で自殺していた。そして葵の元には「みつかってよかったね」と謎の暗号が届いたのだった…。

謎の暗号の送り主は…

◆明らかになった恵の過去の証言、そして考察合戦も止まらない!?

今回衝撃的なシーンは尾藤親子の告白。SNSでは「恵ちゃんしんどい…」「悲しみ超えて切ないな」ど信じていた父が罪を犯した恵に多くのコメントが寄せられた。また、今回も多くの真実が明らかになったことで「桃が誘拐犯!?」「桃が急に怪しい」「尾藤父、絶対自殺じゃない」「謎が解けてくとわからないことが増えてく…次回も楽しみ」と考察合戦も盛り上がりを見せた。

◆5月9日放送の第5話は「記憶」

留置所内で死亡していた尾藤誠の遺体を見た葵は、16年前に不破の妹の遺体を発見した時の記憶がフラッシュバックする。望野警察署・捜査第一係では、恵の娘を誘拐した犯人の捜査を進めていた。香坂は、誘拐犯の要求から16年前の事件の関係者だと主張する。

恵が手にしているものは…

葵は不破に、私たちしか知らないはずの暗号を他に知っている人物がいるか、尋ねる。不破は、妹の玲が暗号を知っていたと答える。葵は、不破から玲の遺品を借りて調べる。その最中、葵にある記憶がよみがえる──。
未発表だった16年前の事件での目撃証言が虚偽だった可能性がマスコミに知れ、ニュースで報道される。さらには、16年前の連続殺人犯の娘が身元を詐称して警察官になった、と葵を告発する記事までもが出回る。葵は一条から、事態が落ち着くまで自宅謹慎を命じられる……

ドラマ『約束~16年目の真実~』
読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜よる11時59分放送

ドラマ『約束 ~16年目の真実~』

毎週木曜23時59分~0時54分 全10話
読売テレビ・日本テレビ系全国ネット(30局)

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