ローマは契約延長交渉の停滞している、ユヴェントス所属のフェデリコ・キエーザの動向に注目しているという。イタリア『Corriere dello Sport』が報じている。
ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督は、イタリア代表FWのキエーザをローマに連れてくるべく、同選手と頻繁に連絡を取り合っているようだ。
現在26歳のキエーザは、今シーズン公式戦33試合に出場し、8G3Aを記録。キエーザのトップパフォーマンスを考えると少々物足りない数字となっている。キエーザとユヴェントスの契約は2025年6月までと1年残されているが、今夏に新たな契約を結べなかった場合には、他のチームにとって獲得のチャンスになると見られている。
『Corriere dello Sport』によると、キエーザの代理人を務めるファリ・ラマダニ氏とユヴェントス首脳陣は、キエーザの契約延長に関して何度も会談しているが、合意に至っていないという。ユヴェントス陣営は固定給与を減らしてボーナスを増やすこと望んでいるが、キエーザ側はドゥシャン・ヴラホヴィッチと同額程度の700万ユーロ(約11億円)~800万ユーロ(約13億円)を求めており、交渉が停滞しているようだ。
そこでローマは、契約延長交渉が膠着しているこの状況に割り込みたいと考えているという。デ・ロッシ監督だけでなく、イタリア代表で同僚のロレンツォ・ペッレグリーニ、ブライアン・クリスタンテ、ジャンルーカ・マンチーニらが積極的にローマに勧誘していると伝えられている。。
またロメル・ルカクが今シーズン終了後にチェルシーへレンタルバックすることで、その分の給与をキエーザに充てるという。しかしながら、キエーザ獲得を目指すローマにとって最重要事項は、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得であり、ユヴェントスに対して具体的なオファーを提示するためには、ピッチ上での成績を残すことが不可欠となる。