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雲仙・普賢岳周辺の登山道で九州自然歩道の一部、国見分かれから鬼人谷口までのルート約250メートルが通行止めになっている。2月下旬の大雨で歩道が崩落したためで、普賢岳登山に影響が出ている。長崎県は「梅雨時の大雨でさらに崩れる可能性があり、状況が安定しない。復旧や別ルートの整備は、本年度中は難しい」としている。
国見分かれから鬼人谷口までは深い谷で急峻(きゅうしゅん)だが、妙見岳や国見岳を巡って普賢岳を目指したり、雲仙市の仁田峠から妙見岳駅までロープウエーを使えたりできるため、登山者に親しまれている。通行止めは3月1日から。「雲仙ロープウェイ」によると、今年3、4月の片道乗車数は昨年同期の3割と大幅に減少している。
県は登山道などに立て看板を設置。仁田峠から普賢岳へは、あざみ谷方面のルートを勧めている。仁田峠一帯はミヤマキリシマが見頃。連休前に数件の問い合わせがメールなどであったという。