リオ五輪銅・カヌー羽根田選手、世界の技を直伝 にかほ市で教室

カヌーを実演する羽根田選手

 カヌー・スラローム男子カナディアンシングルの2016年リオデジャネイロ五輪銅メダリストの羽根田卓也選手(36)を招いたカヌー教室が3日、秋田県にかほ市黒川の竹嶋潟と南極公園で開かれた。市内の小中学生ら約40人が参加し、世界トップレベル選手の技術を間近で見てカヌーの魅力や上達のこつなどを学んだ。

 羽根田選手は愛知県出身。9歳から競技を始め、世界レベルを目指し、高校卒業後すぐに単身で強豪国スロバキアへ渡った。16年のリオ五輪では、この競技日本勢初の銅メダルを獲得。21年の東京五輪では10位に終わったが、昨年のアジア選手権で好成績を残し、今年のパリ五輪への出場が内定している。

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