福島県南相馬市は13日、性的少数者のカップルの関係を公的に証明する「パートナーシップ宣誓制度」と、当事者の子どもや親も家族関係と認める「ファミリーシップ宣誓制度」を開始する。7日、門馬和夫市長が発表した。県内の自治体では伊達市に続き、2例目。
法的拘束力はないが、市営住宅への入居申し込みや委任状なしで課税証明書の交付手続きができるなど、婚姻した際に受けられる行政サービスの一部を利用できる。交付された証明書を提示すれば、子の教育や親の介護に関する各種申請でパートナーとの関係を説明する手間を省ける。
市外からの移住者や転入予定者も申請できる。市の担当者によると、県内で先に導入した伊達市と同程度の行政サービスを提供する予定だという。
後日、市のホームページで詳細を掲載する。