代かきと同時に田植えも 手順省略で作業3分の1に…農家の負担減らす「スマート農業」福島・湯川村

福島県内は田植えの季節ですが、会津の米どころ湯川村で、変わった田植えが行われました。目指すのは「スマート農業」です。

トラクターで土をかき混ぜる「代かき」、実は同時に稲の種が撒かれ「田植え」も行われています。

この取り組みは、高齢化が進むコメ農家の負担を減らそうと、いわゆる「スマート農業」の一環で湯川村などが試験的に始めました。苗を育てることなど、いくつか手順が省略され、普通のコメ作りと比べ、作業を3分の1ほどに減らすことができるといいます。

村の農家「苗を作る管理がなかなか大変なんですよ。簡素化されていいなという風に感じています」

湯川村・佐野盛至村長「省力化に対応したこういったスマート農業を取り入れながら、湯川村の農業を持続可能なものにしていきたいと考えています」

米どころの新しい取り組み。10月ごろに稲刈りを行い、成果を確認することにしています。

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