自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務化され1年あまり。着用率を上げようと鳥取市で警察や県などが啓発活動を行いました。鳥取県はヘルメット着用率全国4位です。
「ケガのリスクがヘル(減る)メット運動」と題し啓発活動を行ったのは警察や鳥取県の職員など10人です。
8日は、JR鳥取駅前や近くの駐輪場で通学途中の高校生などにチラシを配りながらヘルメットの着用や安全運転を呼び掛けました。
県警のまとめによりますと去年1年間に発生した県内の自転車の交通事故による死傷者は96人。このうち高校生が20人と最も多く、なかでも16人がヘルメットを着用していませんでした。
鳥取警察署 交通第一課 竹矢秀雄 課長
「自転車で負傷される方のほとんどが頭部への損傷が多くなっています。ヘルメットを被ることによってケガのリスクがかなり減るので、ぜひヘルメットを着用してください」
また、ヘルメットを被らないのは「髪型が崩れる」という理由が多いため、県の職員はヘルメットを被って広報。
終了後、ヘルメットを脱ぐと…安心してください、髪は乱れていませんよ。
鳥取県 くらしの安心推進課 隠岐日菜生さん
「1時間被ってもこんな感じであまり乱れないので、命を守るためにもぜひ被っていただきたいです」
警察では今後もヘルメットの着用率向上を目指し啓発活動を続けていくとしています。