「より安全により効率良く」 発送電分離以降初 互いの技術向上狙い変圧器交換の合同研修会

能登半島地震での停電被害などを受け、半島部を抱える山陰でも技術向上や人材育成などを図ろうと、中国電力系の送配電会社と協力会社が、8日、2020年の発送電分離以降初めて、合同で研修会を開きました。

中国電力ネットワークと山陰両県の協力会社3社から、計6班約30人が参加した訓練では、各社が高所作業車を使いながら、電気を通さないマジックハンドで電柱の上の部分にある6600ボルトの送電線から変圧器部分を切り離し、新しいものと交換しました。

中国電力ネットワーク 山陰ネットワークセンター 石津光昭所長
「使う機材等もですね、若干各社によって違っております。参考になる所があればですね、各社とも取り入れて行けば、より安全により効率良く作業ができるかなと。」

塩分を含んだ水が飛んで来やすい塩害地域では2年ごと、それ以外でも6年毎に点検して老朽化したものを随時交換するほか、落雷などもあり、山陰両県では去年
2800個の変圧器を交換したということです。

研修会ではこのあと、参加者らが訓練で気づいたことなどお互いの技術向上のための意見交換も行われました。

© 株式会社山陰放送