上山市の上山城周辺で11、12の両日に開かれる「山形ワインバル2024」を前に、使用するワイングラス9千個の洗浄作業が8日、同市働く婦人の家で行われた。実行委員会や市内ワイナリーなどから参加した40人が、おもてなしの思いを込めて準備した。
きれいなグラスでワインを楽しんでもらおうと毎年行っている。7年ぶりに2日間開催する今年は、これまでの数倍となる過去最多の個数を用意した。
参加者は運搬と洗浄、拭き取りの役割に分かれ、流れ作業で取り組んだ。次々と運び込まれる段ボールから取り出したワイングラスをスポンジで一つ一つ丁寧に洗い、タオルで拭いて再び段ボールに戻した。山形銀行上山支店の三沢逸稀(いつき)さん(23)は「グラスの数が想像以上で大変だけど、その分、上山の一大イベントにたくさんの人が来てくれたらうれしい」と話した。
当日は11日が午前11時~午後5時、12日が午前10時~午後4時。前売り券は4千円で当日券4500円。問い合わせは実行委員会事務局の市観光物産協会023(672)0839。