福田富一(ふくだとみかず)知事は8日の定例記者会見で、ゴールデンウイーク(GW)中の4月27日~5月5日に県内の主要観光地を訪れた人出が、前年同期を最大で2割ほど上回ったと明らかにした。好天が続いたほか、円安などで多くの外国人観光客が訪れたことも影響したとみられる。
県観光物産協会が各市町の観光協会に対して聞き取った結果をまとめた。
観光客の入り込み数は前年同期比で100~120%で、地域ごとに差はあるがおおむね前年を上回ったという。宿泊客数は95~110%だった。一方、新型コロナウイルス禍前の2019年と比べると、観光客入り込み数が60~80%、宿泊客数が60~70%にとどまった。
福田知事は「物価高の影響も懸念されたが、天候にも恵まれ多くの観光地で前年を上回るにぎわいをみせた。外国人も数多く見受けられた」と振り返った。