ラプンツェルと出会い、彼女を推し続けて13年余り。
東京ディズニーシーに2024年6月6日(木)にオープンする、8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」内に、ついに念願の『塔の上のラプンツェル』をモチーフにしたアトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」が登場!
マニアならではの細かい視点や注目ポイント、感動の場面やキャラクター造形の可愛さ、おすすめ乗車位置やライドの動き、Qライン(並び列)の造りやこだわりなどなど、オタクの熱量満載で徹底乗車レポートします!
マニア感涙…!念願の「ラプンツェル」のアトラクションがついに誕生!
「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は、世界のディズニーテーマパーク史上初となる、ライドに乗車して『塔の上のラプンツェル』の世界を体験できるアトラクション。
年に一度のランタンフェスティバルへと向かう、最高にロマンティックなボートの旅で、フリン・ライダーと出会い「今までで最高の日」を迎えたラプンツェルの物語を、追体験することができます。
東京ディズニーランドの「ピノキオの冒険旅行」や「ピーターパン空の旅」など、アニマトロニクスなどを駆使し、映画のストーリーを実際に回って追体験できる系のライドが、もともと大好物の筆者。
それが大好きな『塔の上のラプンツェル』バージョンで、しかも日本に登場するなんて、もう夢みたいな話です。
念願かなって感無量なオタクの熱量と共に、隅々まで徹底レポートして行きたいと思います!
いよいよランタンフェスティバルへ!
ラプンツェルの歌声が聞こえる塔を横目に見ながら、アトラクションのQライン(並び列)へ。
あたたかみのある木造の建物に、王国の紋章が入ったランタンや旗がたくさん飾られています。
屋根付きのスペースに入ると、前方にラプンツェル誕生のお祝いを描いた、素敵な絵画が。
幸せいっぱいの国王夫妻や国民、赤ちゃんラプンツェルやお城の衛兵たちが、描かれています。
さらに進むと、ボートの設計図やデザイン図案、フェスティバルの企画書やマニュアルのような書物などが置かれたスペースへ。
王国全体で、この素敵なランタンフェスティバルの準備に取り組んでいる様子が、細かな装飾でしっかり表現されています。
荒くれ者たちの酒場「スナグリーダックリング」からの荷物や手紙のようなものも置いてあるので、アトラクションをワクワク待ちながら、ぜひじっくり探してみて下さいね。
世界観に没入できるシンプルな造り
ラプンツェルがそこら中に思いっきりペイントを施したような、可愛さあふれる華やかなQラインを想像していたのですが、意外にもシンプルで落ち着いた雰囲気。
もっとキャラクター感を前面に出してもいいのになーと最初は思いましたが、このアトラクションはあくまで「王国主催のランタンフェスティバルを、我々ゲストが体験する」もの。
これから何かに使われそうなロープや樽などの小物、さまざまな船のデザイン画、無造作に飾られた王国旗など、「フェスティバルの準備段階」をリアルに見せてくれるような演出が徹底してなされており、これから始まるフェスティバル本番へのワクワク感を、さらに高めてくれるように感じました。
Qラインの段階から、しっかり世界観が作られているので、この後のライドにより没入して入って行けるというわけですね。
ちなみにこのQラインにて、ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『ラプンツェル あたらしい冒険』の劇中歌「髪に風うけて」のBGMが流れているのを確認しました。
ラプンツェル好きの方は、ぜひBGMにも注意深く耳を傾けてみて下さいね。
ボートに乗り込んで出発!
注目ポイント満載の楽しいQラインが終わり、いよいよボート乗り場へ。
ボートは4人掛け×4列の16人乗り。
東京ディズニーランドの「カリブの海賊」や「イッツ・ア・スモールワールド」と、ほぼ同じようなタイプです。
ゆっくりした動きのボートライドで、身長制限もないので、激しいアトラクションが苦手な人や小さなお子さまなど、幅広い層の人が楽しめます。
ボートに乗り込み、すぐに屋外のシーンへと出発。
外の風がなんとも心地よく、目の前いっぱいに広がる空に、これから始まる冒険へのワクワク度も高まります。
右手に見えて来るのは、ラプンツェルが暮らす塔。
カラフルなお花が飾られた塔の上の窓辺では、夢見るような表情で外を眺めているラプンツェルが「自由への扉」を歌っています。
歌声のニュアンスが微妙に違ったり、歌詞も少しアレンジされていたので、このアトラクションのために新たに収録したものだとわかります。
年間降水日も多く、海風が吹き付ける日本のパークの屋外で、あの精度のアニマトロニクスが見られるとは…。
空を見上げたり目を閉じたり体を揺らしたり、まるで本物のラプンツェルがそこのいるかのよう。
メンテナンス面を勝手に心配してしまいましたが、これだけガッツリ屋外シーンがあるアトラクションが日本に導入されたというのは、やはり嬉しい。
塔を見上げてラプンツェルの歌声に聞き惚れていると、左手にフリン・ライダーとマキシマスの姿が。
さらに屋外に2体のアニマトロニクスを設置するとは…!
アニメーションからそのまま抜け出して来たような、素晴らしい造形。
なんなら元のアニメーションより、ちょっとビジュが良いまである…?
アニマトロニクスは、全体的にちょっと大きめサイズ。
それぞれ細部までくっきりじっくり見る事ができるので、キャラクターをよりリアルに感じます。
視点が低めの小さいお子さまでも、かなり見やすいと思います。
今日は"今までで最高の日!"
洞窟の中に入ると、長い髪にぶら下がって木のまわりをぐるぐる回り、"今までで最高の日"を目いっぱい楽しんでいるラプンツェルの姿が。
ようやく間近でラプンツェルのアニマトロニクスを見る事ができましたが、ちょっと…ちょっとこれ可愛すぎやしませんか!!
え、もう、お顔がとんでもなく可愛い!造形すごい!圧倒的にビジュが良い!
間近で見られる"推し"の姿、思わず拝むレベルで尊いです。本っ当に可愛い。
クールな表情で木に寄りかかり、彼女を見守るフリン・ライダーも、めちゃくちゃかっこいい…。
幸せ気分に浸りながら、次のシーンへと進んで行きます。
美しく光り輝くラプンツェルの髪の毛
奥へ進むと、大きな木の根に腰掛けたラプンツェルとフリン・ライダーが左手に見えてきます。
ラプンツェルが「魔法の花」を歌うと、金色の髪が光輝き、うっとりするような美しいシーンに。
2人の動きの滑らかさや、表情の豊かさにもビックリ。
最新アニマトロニクスの技術の高さを、ビシビシと感じます。
細かな演出に感動!
洞窟を通り抜けると、まさに今ランタンフェスティバルが始まろうとしている、王国の美しい景色が広がります。
手前の建物や港の部分は実物で、奥のお城部分は映像で表現。
両方をうまく組み合わせる事によって、より自由な表現を実現させながら、立体感やリアルさも出す事ができ、イマジニアの技術力の高さに唸ります。
同時に名曲「輝く未来」の冒頭部分が流れ始め、この時点で涙腺がゆるゆるに…。
国王夫妻が最初のランタンを夜空に放つと、続いて王国の街や家から、無数のランタンが一斉に上がり始めます。
このランタンが映像で表現されており、小さなランタンの光がふわっと一斉に上へと昇って行く様は、まるで絵画のような美しさでした。
国王夫妻のランタンに導かれ、ボートは湖へと進んで行きます。
BGMも次シーンへの繋ぎも、シームレスで一切違和感がない感じ。
細かな所で、イマジニアの技術力の高さをまた見せつけられます…!
最高にロマンティックで幻想的なひととき
そして、無数のランタンが光り輝く、幻想的でロマンチックな湖のシーンへ。
夜空に舞うランタンは、360度スクリーンの映像か何かで表現するのかなと思っていたので、立体的な実物のランタンがたくさん釣り下がった光景を見て、驚きました。
全部映像で処理するより、遥かにあたたかみもあるし、リアル感も増し増しです。
奥の壁ではうまく映像も取り入れ、限られた空間でランタンを最大限たっぷり見せる技術に、思わず唸ってしまいました。
ほっこりのんびりボートライドかと思っていたら、随所にしれっと高い技術が詰め込まれており、終始関心しっぱなしです。すごい。
ゲスト自身を実物のランタンで取り囲んでくれるので、ラプンツェルと同じ空間で、彼女と全く同じ体験をすることができ、もうこれはラプンツェル推しのオタク的には、夢のようなひととき。
ボートで手を取り合い、「輝く未来」を歌う2人の周りをゆっくり回りながら、幸せをかみしめます。
最大のクライマックスである、幻想的でロマンチックあふれるランタンのシーンは、「ラプンツェルのランタンフェスティバル」最大の見どころです。
「スナグリーダックリング」の荒くれ者達に見送られ、ボートハウスの作業場へ。
ラプンツェルの自身の楽しい思い出や嬉しい思い出が、可愛らしいタッチで壁いっぱいに描かれています。
約5分間のボートの旅も、いよいよ終わり。
最新技術で、『塔の上のラプンツェル』の世界を現実のものとしてたっぷり味わい尽くせる、素晴らしいアトラクションでした。
二次元の推しが、実体となって自分と同じ空間にいるという事実に、もう感無量。
彼女の事がもっともっと大好きになったし、一生大事に観て行こうと思える作品の素晴らしさに、改めて気づかされました。
見どころ満載の最新アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」、みなさんぜひ体験してみて下さいね。
おまけ:オタク的楽しみポイント
パスカルを見つけよう!
ラプンツェルや無数のランタンが印象に残りますが、実はカメレオンのパスカルのアニマトロニクスも、髄所に登場していたんです。
その数、全部でなんと5体!
隠れミッキー的な楽しみ方で、ぜひ見つけてみてください。
おすすめ乗車位置
ボートは、4人掛け×4列の16人乗り。
筆者的おすすめ座席は、ズバリ「最前列の左端」!
前方の視界が開けて見やすく、クライマックスのランタンフェスティバルのシーンでは、左回りにラプンツェルとフリン・ライダーのボートを周りをぐるりと回るので、見やすさが段違いです。
思い出を持ち帰ろう
商品施設「ファンタジースプリングス・ギフト」では、「ラプンツェルのランタンフェスティバル」をテーマにしたグッズも販売予定。
とにかく華やかで可愛く、ラプンツェル好きにはたまらないデザインとなっています。
お家時間が楽しくなるインテリアグッズから、記念日フォトに使えそうなガーランド、おもちゃやカラーペンセットなど、大人も子どもも嬉しい充実ラインナップ。
アトラクションをイメージしたメインアートや、ラプンツェル自身が描いた「今までで最高の日」の壁画をテーマにしたアイテムも展開されており、楽しいアトラクションの思い出を、お家に持ち帰る事ができますよ。
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(ウレぴあ総研 ディズニー特集/ いの)