京都の団地で水道メーター17個なくなる いずれも空き住戸、窃盗事件として捜査

向日町署

 京都府は9日、府営向日台団地(向日市)で青銅製の水道メーター17個(計5万1千円相当)がなくなったと発表した。被害届を受けた京都府警向日町署が窃盗事件として捜査している。

 府によると、5月7日午前8時50分ごろ、団地の管理人から「廊下に水が漏れている」と府営住宅管理センターに連絡が入った。職員が確認したところ、4階の天井や廊下が水浸しになっており、5階にある空き住戸のメーターがなくなっていた。メーターは各住戸の玄関ドア横に備え付けられ、住戸の外側から取り外せるようになっていた。

 その後の調査で、9棟に加え、12~15棟の計5棟で、17個のメーターがなくなっていた。他棟で水漏れはなく、いずれも空き住戸だった。メーターを所有する向日市が向日町署に被害届を提出した。府は他の府営住宅でも被害がないか確認する。

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