eスポやろうぜ 糸井HD(群馬・高崎市)が本格レーシングゲーム50セットを無料貸与

各団体に貸し出すセット

 eスポーツの魅力をより多くの人に発信しようと、糸井ホールディングス(群馬県高崎市上大類町、糸井丈之社長)は、県内団体にeモータースポーツ用レーシングセットを無料貸与する事業を始める。

 対象は県内に事業所を置く企業や団体、学校などで、それぞれ1セット貸し出す。ゲーム用のハンドル、シート、ペダルに加えてモニター、ゲームソフトを一組とし、50セット用意した。ソフトを動かす媒体(PS5)は自前で用意する。無償期間は最長1年で、購入もできる。

 利用するには、同社が年内に4回開催を予定するeモータースポーツ大会に最低1回、エントリーする。

 初回(6月8日~)は3人一組で競う大会で、5月10日に受け付けを始める。GUNMAeSPORTS(同市緑町)で行われるオフライン決勝大会(6月16日)に出場できることが条件。大会エントリーと同時にセット貸し出しの受け付けも始める。

 糸井社長は貸与事業をeスポーツの入り口にしたいと強調。「見るだけでなく、やってみることで見るのがさらに楽しくなり、他のeスポーツ競技にも興味が湧く」と、波及効果に期待している。

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