【鎌倉 グルメレポ】燕カフェ - 看板メニューの薬膳カレーに舌鼓。地元の良質素材を使った身体に優しいお料理が美味しい、築90年の静かな古民家カフェ。

「古道具と骨董皿と薬膳」のカフェ

画像出典:湘南人

JR鎌倉駅東口から徒歩約12分、鶴岡八幡宮を背に左へ進むとぶつかる「小町大路」から、滑川方面へ向かう路地に「燕 CAFE(燕カフェ)」はあります。

耳を澄ますと川のせせらぎや木のざわめき、鳥の声が聴こえるとても静かなエリア。鎌倉駅付近の喧騒から離れて穏やかな時間を過ごしたい方にぴったりのカフェです。祇園山ハイキングコースや鶴岡八幡宮から近いため、近辺の散策や観光のついでに立ち寄りやすいはず。

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一見、地元の方が住んでいる民家のような外観なのですが門横の「燕 喫茶」と書かれた小さな看板が目印。

11:30開店なのですが、筆者が訪問した日は開店10分前からお客さんが並び始めていました。以前カフェの前を通った際、13時過ぎで既に「お食事完売」の貼り紙が出ていたので(ご飯が無くなり次第終了)、確実にランチをしたい方は予約がおすすめです! ※オープン時間11:30のみ予約可

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門には鳥のオーナメントが施されていました。年季の入った和風古民家の風情の中にも、キュートさが演出されています。内装にも期待!

和モダンでおしゃれな内装にも注目

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店内は和風な佇まいをベースに、ドライフラワーや西洋チックな小物など、モダンな要素も取り入れられています。

古いけれど洗練されている、おしゃれ空間。女子は特にテンションが上がるはず。

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レジ横では、ハンドメイドのブローチ(税込2,500円)が展示販売されていました。鳥がモチーフの作品もあり、燕カフェらしさ満点。旅の記念に、又はプレゼントにしても素敵だと思います。

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お席は中央の畳席(写真)や、心地よく光が入る窓際のテーブル席(2名掛けが2つ)などがあります。

お座敷があるのは子連れの方にとっても嬉しいポイント。また、お一人様でも過ごしやすい雰囲気です。

「燕カフェ」のメニュー

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燕カフェのランチといえば「薬膳カレー」のイメージが強いのですが、筆者が訪問した日は「海老ワンタン(税込1,700円)」もありました。※両メニュー、小鉢3品付き

薬膳カレー以外のお食事メニューは時期により変わるので、最新情報はInstagramをチェックしてみてくださいね。甘味やドリンクも、季節により旬の味が楽しめるようですよ!

セットがおすすめ!「薬膳カレー」でヘルシーランチ

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身体に優しい「薬膳」をコンセプトにした燕カフェ。せっかくなので、薬膳カレー(税込1,700円)に「美人茶と杏仁豆腐」が付いてくる「薬膳セット ※お食事メニューと合計価格(税込2,200円)」を注文しました。

食前に「美人茶」が運ばれてきます。お食事中もポットが冷めないよう、鍋敷きの下に点火したキャンドルを置いていただけるという細やかな気遣いが嬉しい。

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本日の美人茶は「気巡り美人茶」。3分蒸らしてからいただきます。気血を巡らせ、女性ホルモンを整えてくれる素材(玫瑰花 ※まいかいか・梅花・陳皮・なつめ)が配合されているそう。特に陳皮(ちんぴ)などは漢方のイメージがあるのですが、苦みやクセが全く無く、ほのかに爽やかさが感じられて飲みやすかったです!

因みに、お茶(税込700円)や他ドリンクは単品での注文も可能。

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そして燕カフェで注目したいのは、茶器などの器の美しさ。渋さやエキゾチックなテイストが混在する、なんとも個性的なカップとソーサーが魅力的。九谷焼や有田焼などの有名どころもお目にかかることができます。

店頭では、骨董皿を販売しているのもこのお店のユニークな特長。金継ぎされたものもあり、古いからこそ、また歪だからこその美しさが古い器にはあると思います。あなただけのお気に入りを発掘するのも楽しみの1つ!古物好きさんはぜひ、手に取ってみてくださいね。

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さて、こちらがメインの「薬膳カレー」。カレーにはごはんの他、野菜を中心とした小鉢3種が付いてきます。

中国の伝統医学に基づいた「薬膳」の考えがベースにある食事ということで、健康的な食事がしたい方にはもってこい。オーガニック食材を中心に使用しているというのも高ポイント!

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メインのカレーは、スープカレーのようなサラサラとした舌触り。スタッフの方から聞いていた通り、ちょっぴりスパイシー!なのですが、ふんだんにトッピングされている黒ゴマと白すりゴマが辛みをマイルドに、かつ香ばしさがプラスされて絶妙。とっても美味しいです。

いわゆるインドやスリランカベースのスパイスカレーとはまた一味違ったテイストなので、カレー好きさんはぜひ食べてみて欲しい!

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副菜も侮れません。こちらはゴボウと人参、ひじきのおかず。シャキシャキした食感とマヨネーズのコクが美味しく、しっかりとした味付けです。

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ポテトサラダにはしめじやきゅうり、人参が入っていました。一品一品が、丁寧に心を込めてつくられています。

他にも、さっぱりとした味付けのオクラともやしの副菜もありました。小鉢3品の味つけのバランスが良く、どれも薬膳カレーともマッチしていました(時期により副菜は変わります)。

それにしても、なます皿が美しい。舌だけでなく目でも楽しめるのが、燕カフェの醍醐味でもあると改めて感じます。

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薬膳セットに付いてくる、〆の「杏仁豆腐」。少し背の高いお膳で運ばれてくるのも、特別感があって気分が上がります。

バニラアイスやフローズンフルーツも一緒に盛り付けられていて贅沢!この日はマンゴー、ぶどう、ピンクグレープフルーツが入っていました。

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スイーツの器がとっても渋い。誰だろう、いつ頃の作品なのだろう、と先人達の時代に思いを馳せながらいただくデザートもまた格別。

燕カフェの静かで情緒ある店内の雰囲気も相まって、タイムスリップしたような非日常感を味わうことができました。

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因みに、杏仁豆腐は甘さの中にもしっかりした杏仁のコク、風味があります。でも後味はさっぱりしていて美味しい。バニラアイスも口溶けが最高でとても良質でした。

そして、美人茶は早々に飲み干さず、デザートのタイミングまで残しておくのがおすすめです。杏仁豆腐と相性抜群ですよ!

五感でたのしむ「燕カフェ」

いかがでしたでしょうか?燕カフェではお食事の味や香りはもちろん、カフェの空間や器など目にも楽しい要素が満載。周辺も緑豊かなので、自然の音を堪能できる贅沢な体験ができるはず。

また、今回筆者は幼児連れでの訪問でしたが、スタッフの方々がとても親切で心も温まりました!総合的に大満足の燕カフェ。地元の方も、観光の方も一度は訪れてみて欲しいです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

店舗情報

【燕カフェ(つばめカフェ)】

■住所:〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町3丁目2-27
■電話番号:080-3597-7737
■営業時間:平日 11:30~16:00/土日祝 11:30~17:00
■定休日:不定休
※駐車場:無し
※営業日など変更になっていること場合ありますので、ご注意ください。

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