花粉症「78%が発症」の調査受け 「できること検討」 定例会見で群馬県の山本知事

 78%の人が花粉症を発症したことがあるとした上毛新聞の実態調査に関連し、花粉症対策について問われた群馬県の山本一太知事は9日の定例会見で「県としてできることがあるか、検討を始めた段階。国の動きもよく見ながら我々も問題意識を持っていきたい。せっかくそういうデータも出してもらったので」と答えた。

 上毛新聞は県内自治体職員を対象に4月、花粉症に関する実態調査をした。花粉症の仕事や私生活への影響を問う設問では、回答者の82%が「ある」とした。山本知事は「花粉症で日本人全体の生産性はかなり低下している。特に花粉症の時季は。群馬県も同様」と述べた。

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