福井県議会は5月9日、臨時会を開き、新議長に宮本俊氏(60)=越前市・今立郡・南条郡選挙区、4期=、副議長に清水智信氏(42)=福井市選挙区、3期=を選出した。
議長選は県議会最大会派、自民党福井県議会(25人)の宮本氏が満票で、西本正俊氏の後任として第106代議長に選ばれた。副議長選は同会派の清水氏が36票のうち32票を獲得し、力野豊氏の後任として第111代副議長に選出された。残り4票は越前若狭の会の中村綾菜氏だった。
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本会議で宮本議長は「県民にとって最善の意思決定が行えるよう努めたい」と述べ、清水副議長は「新議長を支え、円滑な議会運営に向けて頑張りたい」と抱負を語った。県議会の正副議長は慣例で1年交代となっている。
臨時会では、県税条例の一部改正など3件の専決処分を承認。県議会選出の県監査委員に山本建、松崎雄城両議員(自民党福井県議会)を選任することに同意し、閉会した。
宮本 俊議長(みやもと・たかし)
慶応大卒。会社員から2007年に県議初当選。11年の選挙で落選し15年に返り咲いた。21年6月から1年間、副議長を務めた。越前市文京2丁目。60歳。
清水 智信副議長(しみず・とものぶ)
東京農大卒。ボクシング元世界王者から転身し2015年の県議選で初当選。厚生常任委員会委員長などを務めた。福井市高柳3丁目。42歳。