岡山・香川の地銀が昨年度の決算を発表 中国銀行・トマト銀行・百十四銀行

岡山・香川の地銀はきょう(10日)一斉に昨年度の決算を発表しました。

中国銀行を持つちゅうぎんフィナンシャルグループは増収増益です。経常収益は、2.6%増の1846億6100万円で3年連続の増収となりました。経常利益はグループ内の人材交流などで証券事業の業績が好調で5.3%増の311億9100万円と、4期連続の増益でした。

一方、トマト銀行の連結決算は増収減益となりました。経常収益は、4.4%増の240億6500万円と5期連続の増収でした。経常利益は、回収できない貸付金が増えたことなどにより15.8%減少し、23億1200万円と5年ぶりの減益となりました。

また百十四銀行は、グループ全体の売り上げにあたる連結の経常収益が821億円と3年ぶりの減収でしたが、経常利益は145億円。当期純利益は96億円と2年ぶりの増益です。4月に就任した森頭取は初めての決算について、推進する法人・個人向けのコンサルティング業務で手数料による収益が着実に増えていることなどを評価しました。また今年度は物価高や円安などが企業に与える影響を注視し、引き続きコンサルティング業務で地域の役に立ちたい考えを示しました。

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