初夏に淡雪しっとり 長井・白つつじまつり開幕

純白の花々が見頃を迎え開幕した白つつじまつり=長井市・白つつじ公園

 長井市の白つつじまつりが10日開幕した。会場の白つつじ公園では淡雪にも例えられる純白の花々が咲き誇り、初日から大勢の市民や観光客らでにぎわった。

 6.3ヘクタールの園内には約3千株のツツジが植栽され、「花の長井」を代表する名所の一つとなっている。例年より早い今月3日ごろに咲き始め、連日の好天で開花が進んだ。園内西側の一角にある樹齢750年超の古木群「七兵衛つつじ」も近く見頃を迎えそうだ。

 青空が広がった初日は、市内の幼児施設の子どもや高齢者施設のお年寄りらが訪れ、陽光を受けて輝く花々の光景を楽しんだ。致芳児童センター年長の高橋銀士ちゃん(6)と荒井三治ちゃん(5)は「花がきれい。天気も良くて気持ちいい」と笑顔だった。まつりは31日までの日程で開催され、週末を中心に関連イベントが繰り広げられる。11日午前10時からオープニングセレモニーが行われる。

© 株式会社山形新聞社