平和と音楽の祭典 ハウステンボスで開催 島谷ひとみさんら13のアーティスト「平和のメッセージ」

大石知事に平和と音楽の祭典「PEACE STOCK」をPRする島谷さん(左)とHIPPYさん=県庁

 平和と音楽の祭典「PEACE STOCK 79’ NAGASAKI 2024」が6月29日、佐世保市のハウステンボス(HTB)で開かれる。歌手の島谷ひとみさんら豪華13のアーティストが出演し、平和のメッセージを発信する。
 昨年11月、被爆地の広島で約1万人を集客して初開催された祭典を、同じ被爆地の長崎を舞台に企画。ともに広島出身の島谷さん、シンガー・ソングライターのHIPPYさんが発起人となり、実行委員会を組織し、HTB協力で実施する。
 実行委は「ピース(平和)のストック(備蓄)のため、音楽を通じて若い世代に家族の大切さと平和の重要性を訴求し、平和と日本の未来を考える催し」と思いを込めている。タイトルの79は戦後79年を意味する。
 2人のほか、ハジ→さん、川崎鷹也さん、DOBERMAN INFINITY、ChawChaw、HKT48、どぶろっくなどが出演。特設の野外会場でステージを披露する。観客数は3千人を想定。チケットは5月15日から販売する。
 発起人の2人は9日、県庁に大石賢吾知事を訪ね、イベントをPR。「みんなで力を合わせれば、こんな感動が生まれるということを体験できる場にしたい」「僕たちが幸せに生活している土台が何かを一緒に考える瞬間をつくりたい」と思いを語った。祭典は今年、長崎に続き東京、広島でも開催される。

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