「完璧な魔女狩りに遭った」なぜキム・ミンジェがスケープゴートに? 相次ぐ批判に韓国メディアは憤慨!「投入がミスだという根拠はなんだ?」

バイエルンは現地5月8日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)の準決勝・第2レグで、レアル・マドリーと敵地で対戦。68分にアルフォンソ・デイビスのゴラッソで先制しながら、88分、90+1分に続け様に被弾して1-2の逆転負けを喫し、2戦合計3-4で敗退が決定している。

無冠に終わったバイエルンが厳しい批判に晒されるなか、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、76分からの出場にもかかわらず、2失点に絡んだ第1レグに続いて韓国代表DFキム・ミンジェが批判されている件を問題視。「完璧な“魔女狩り”に遭ったキム。ドイツもイギリスも同じだ。トゥヘルの選手起用の問題にキムが含まれる根拠はなんだ?」と題した記事を掲載し、「なぜキム・ミンジェの名前が出てくるのか」と苦言を呈している。

同メディアは、英衛星放送『SKY SPORTS』がハリー・ケインの交代やキム・ミンジェの投入といったトーマス・トゥヘル監督の采配を敗因だとして指摘していると報道。こう反論した。

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「この日、キム・ミンジェが投入された後、レアル・マドリーは2ゴールを決めた。だが、失点シーンでキム・ミンジェに大きなミスはなかった。キム・ミンジェと関係のない右サイドで守備の綻びが明らかになった。また、エリック・ダイアーの不安な守備ミスも目立った。ところが、この媒体は『トゥヘル監督の失策は、ケインの交代だけでなく、キム・ミンジェ投入も』と切った。しかし、どのような根拠でキム・ミンジェの投入がミスだったかについての論理的な説明はない」

『スポーツ朝鮮』は「敗北の責任はトゥヘル監督にある」と主張。「彼はケインとムシアラを交代さ、バランスを崩し、レアル・マドリーの総攻撃に遭った。その上、彼は第1レグの後にキム・ミンジェを猛非難して選手の自信を完全になくさせた。ところが、第2レグでも彼を重要な後半の勝負所に投入した。完璧に“選手殺し”だ」と糾弾し、こう締め括っている。

「バイエルンとファンは敗因と恨みの対象を探している。キム・ミンジェがその“魔女狩り”に遭ったようだ」

第1レグはともかく、第2レグでスケープゴートにされたのは理解できないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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