心構えを胸に刻む 鶴岡・看護専門学校で継灯式

看護師になるための決意を新たにした学生たち=鶴岡市立荘内病院

 鶴岡市立荘内看護専門学校(鈴木聡校長)の「継灯式」が10日、市立荘内病院で行われ、2年生11人が看護の道へ進む決意を新たにした。

 「誓いの儀」として、学生一人一人が「誰からも親しみやすい看護師を目指す」「患者に寄り添い、安心感を与えたい」などと目標を披露した。鈴木校長は「自分で決めた目標に向かい、一歩一歩努力を積み重ねてほしい」と激励した。会場の照明が落とされた後、学生がろうそくに明かりをともして「ナイチンゲール誓詞」を読み上げ、看護師になる上での心構えを胸に刻んだ。

 継灯式は、基礎学習を積んだ学生が病院などでの本格的な実習に移る際の節目の儀式。伊藤有来(ゆこ)さん(19)は「より責任感を持って取り組んでいきたい」と語った。

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