【ヴィクトリアマイル/穴ライズ】「波乱の歴史は繰り返す、穴党が狙うならこのパターンしかない」 単勝オッズ“20倍台”で穴妙味

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■コンクシェル

2走前に3勝クラスの節分Sを勝利すると、余勢を駆って3月のGIII中山牝馬Sにエントリー。序盤から押してハナを奪い主導権を握ると、直線でも二枚腰を見せて、そのまま逃げ切りV。連勝で重賞初制覇を果たしている。

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前走後は放牧に出されリフレッシュ。4月26日に初時計をマークすると、ここまで順調に調整が重ねられている。また、馬体の面でもパワーアップ。以前より背幅のボリュームが増したうえに、課題だった精神面も成長したようだ。4歳を迎え、本格化の兆しあり。

逃げる競馬では、これまで3戦3勝と負け知らず。自分のペースで気持ちよくレースを運べれば、最後まで渋太い馬だ。2014年の勝ち馬ヴィルシーナや、翌15年の3着ミナレットなど、ヴィクトリアマイルでは波乱の歴史に逃げ馬あり。今年はコンクシェルが穴をあける。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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